旧居留地京町筋その１
昔の写真絵葉書『神戸京町（元居留地）』「推定明治後期〜大正年代」
写真撮影「２０１１年３月２４日」
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こちらは現在の神戸元居留地の京町筋になります。真ん中に写る山の形が同じです。
現在は左手に昭和１０年竣工の旧横浜正金銀行神戸支店だった建物が神戸市立博物館として建っています。隣は１９９５年の阪神淡路大震災で被災し取り壊された後、２０１０年に復活開業した「神戸旧居留地オリエンタルホテル」があります。
今回この絵葉書をデジタル彩色でカラー絵葉書にした画像がありますので、かさねてご紹介します。
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絵葉書で特徴的なのは右手に写るレンガ造りの建物ですが、この建物は「ジャーデン・マセソン商会」として建てられた建築物です。当然ながら現在はありませんが、建物の左端の入口部分だけ移転保存されていますのでご紹介します。
とても小さくしか写っていませんので、拡大しました。こちらの門柱が残されています。
こちらです。北野町中公園に残されています。ちょうど「風見鶏の家」の前あたり、もしくは「萌黄の館」の入口付近にあります。
門柱左下にある解説を起こしてみました。
『ジャーデン・マセソン商会の門柱』
『この煉瓦造りの門柱は、かつて旧外国人居留地京町８３番の英国商館に建っていたものである。明治３７−８年ごろの建造になり、明治の名残を留める貴重な文化遺産として、ここに移し保存する。昭和５３年秋神戸市』
建築年代がはっきりとわかります。しかし移転保存されたのが昭和５３年ということは、昭和５０年あたりまで建っていたのでしょうか？そのあたりは今のところ不明です。
昭和2年発行神戸市街全図より
Google mapsより
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